平蔵コラム
2021年02月
2021.02.01
富いもや主人「富いもや平蔵」
富いもや主人「富いもや平蔵」が語るサツマイモの効用
<平蔵コラム>NO.1
私は7月にオープンした「富いもや」の主人の平蔵です。
サツマイモが多くの命を救うという話から始めます。
江戸時代に青木昆陽という学者が幕府の意を受け、サツマイモを全国に広め、大飢饉から多くの人命を救いました。サツマイモは米に代る穀物であり、最も豊富な機能成分を含んだ野菜でもあります。平成の初めには日本政府が食料の輸入危機に備え、短期間で増産でき、手間がかからず、栄養価が豊富ということで極秘にサツマイモ増産計画を策定しました。サツマイモが万能作物であることを改めて政府が認めたというエピソードです。
<平蔵コラム>NO.2
前回サツマイモが食料危機を救う話をしたが、今回は効用の話をしましょう。先ず、食物繊維がお通じに良いのは皆さん良くご存知の通り。美肌によいビタミンCはレモンより多いらしい。ビタミンB1はイライラ解消に、カリウムはむくみ対策、赤ワインにも含まれるポリフェノールは抗酸化作用、レジスタントスターチは血糖値上昇を緩やかにするそうな。紅はるかはスイーツでもあり、これだけ健康にいいのなら言うこと無し。
<平蔵コラム>NO.3 品種の流れ
サツマイモは戦中戦後の食糧難のとき一反当り4~5トンの多収品種が栽培され多くの飢餓を救った。その後美味しさを追求し品種改良が続いた。鳴門・五郎島金時、紅あずまなどは「ほくほく系」、胸やけをお茶で流し込むのも美味しい思い出だ。「時代はほくほくからしっとりへ」富いもやの主力紅はるかはしっとり系の代名詞、20年前に開発され甘みの強さ、冷やすほど美味しい、スイーツ感覚が若い人を中心にファンが増えている。
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